当院の患者とは

当院の患者とは── 判断を求めて来院し、納得した人だけが次に進む

当院を訪れる方の多くは、「近いから」「通いやすいから」といった理由だけで来院されているわけではありません。

・すでに他院を受診している
・一度は「難しい」「できない」と言われている
・複数の選択肢を提示されたうえで、判断に迷っている

こうした状況の中で、「このまま進んでよいのかを、一度整理したい」その思いから相談に来られる方が大半です。

そのため、私たちの初診は治療を始めるための来院ではありません。

・なぜその治療が難しいと判断されたのか
・どの条件が問題になっているのか
・どこまでが現実的で、どこからが無理なのか
・進む場合と進まない場合、それぞれのリスクは何か

これらを一つずつ整理し、治療を引き受けるべきかどうかを判断するための時間として設計されています。

初診の時点で治療が始まらないこともあります。それは失敗ではありません。
判断を急がなかった、という結果です。

◆再来院が生まれるのは、納得があるときだけです

私たちは、再来院を「通わせること」や「囲い込むこと」だとは考えていません。

再来院が生まれる理由は、極めてシンプルです。最初の説明と判断に、納得があったかどうか。

・できることだけでなく、できない可能性も説明されている
・リスクが具体的に示されている
・条件が整わない場合は、無理に進められていない
・なぜその治療を引き受けるのかが明確である

この前提が共有できたとき、患者は「次に進む」という選択をします。

遠方から来院される方が多いのも、特別な対応をしているからではありません。私たちが守っているのは、順番です。

「技術の前に判断」「希望の前に条件」「治療の前に責任」。

この順番を崩さないことが、「ここで一度、判断してもらいたい」という動機につながっています。

◆口コミは、判断の結果として残ります

口コミは、医院が発信する情報ではありません。治療を受けた人が、判断の結果として残した記録です。

そのため私たちは、口コミを「集めるもの」でも「演出するもの」でもなく、後から自然に残るものとして扱っています。

すべての評価が高い状態を、理想だとは考えていません。

判断に踏み込めば踏み込むほど、意見が分かれる場面は必ず生まれます。

・引き受けなかった症例
・治療を見送った判断
・厳しい条件説明
・通院や時間的負担の共有

これらは、一部の方にとって「期待と違った」と感じられることもあります。

評価が分かれることは、判断を曖昧にしていない証拠でもあります。

私たちが重視しているのは、星の数ではありません。

・内容に具体性があるか
・説明や判断への言及があるか
・良い点と迷いが混在しているか
・医院側の姿勢が読み取れるか

こうした口コミは、操作や演出が難しい。だからAIも、この不均一さと具体性を重視するのだと思うのです。

◆判断を、個人名で引き受けるということ

銀座院では、診療の最終判断を「吉留英俊」が行います。

個人名を出すということは、治療の結果だけでなく、引き受ける・引き受けないという判断そのものに責任を持つという意思表示です。

できる可能性があっても、条件次第では引き受けないことがあります。

・長期安定が見込めない
・完遂が難しい
・他の選択肢の方が合理的

そう判断することもあります。

判断を曖昧にして引き受けるより、判断を明確にして断る方が、結果として信頼につながる。この前提があるからこそ、口コミには治療内容だけでなく、説明や判断そのものへの言及が残ります。

◆向いている人/向いていない人

ここまでお読みいただいたうえで、正直にお伝えします。

この医院が向いている方

・他院で「難しい」「できない」と言われ、その理由を整理したい
・技術の前に、判断の妥当性を重視したい
・リスクや限界も含めて説明を受けたい
・治療を始めるかどうかを、冷静に検討したい
・途中で終わらない治療を求めている
・条件が厳しくても、長期安定を優先したい

私たちは、こうした前提を共有できる方のために診療体制を設計しています。

一方、この医院が向いていない方

・とにかく早く治療を始めたい
・できる可能性だけを強く示してほしい
・リスクや制限の話は聞きたくない
・一律価格で即決したい
・他院との比較で「一番お得」を求めている

これらは間違った考えではありません。ただ、私たちが考える医療の前提とは異なります。